ありぎりす の徒然日記

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zoom RSS 「侵略ではなかった」と言うことの意味について 追記あり

<<   作成日時 : 2013/05/19 12:04   >>

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「日本維新の会」共同代表の橋下徹大阪市長が、
 「慰安婦制度が必要なのは誰でも分かる」
などと発言して、世界中から大顰蹙を買っています。

そして、もう一人の共同代表石原慎太郎は・・・
 「軍と売春っていうのはもうつきものでね、歴史の原理みたいなものでさ。
   ・
   ・
  そういうものはやっぱりね、歴史の中のひとつの公理みたいなものでね、
  決して好ましいものではないが、彼は基本的にそんなに間違ったことは
  言っていないと思いますよ。」

などと橋下発言を擁護した。

あまりの下劣さに論評する気にもなりません。 (´∩`。)
今回に限らず石原は、ずいぶん昔からこうした
愚劣な言動を繰り返してきたのですが、
どうして東京都民はこんな下衆を四度も知事に
選んだりしたんでしょうか?
私にはまったく理解できません。

ですが、今回問題にするのは、こうした女性蔑視、
人権蹂躙、倫理観の欠如、ということではありません。
(もちろん大問題なんですが、もうお腹一杯で話題にしたくもない)

橋下発言問題に関連して石原は、さらに、こんなことを言いました。
 【朝日新聞:5月18日】
 『石原氏「あの戦争、侵略じゃない」 橋下氏の見解とズレ』
vvvvv 一部引用 vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
 日本維新の会の石原慎太郎共同代表は17日、先の大戦の旧日本軍の行為について「侵略じゃない。あの戦争が侵略だと規定することは自虐でしかない。歴史に関しての無知」と語り、侵略とした橋下徹共同代表の見解を否定した。朝日新聞の取材に答えた。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

私は、石原の発言は、橋下発言以上に悪質で危険なものだと思います。

同じように、先日安倍首相は、村山談話について、
 「安倍内閣として、そのまま継承しているというわけではない」
 「侵略という定義は学界的にも国際的にも定まっていない。
  国と国の関係でどちらから見るかで違う」

などと述べて、村山談話から「侵略」「植民地支配」といった
文言をとり除こうと画策しました。
しかし、米国政府、議会などから懸念や批判を表明されると
態度を一転させ、
 「日本が侵略しなかったと言ったことは今まで一度もない」
と言って、村山談話を継承する意向を述べたのです。

内閣の軌道修正に際して、その連絡不足からか、
自民党の高市早苗政調会長が
 「『侵略』という文言を入れている村山談話はしっくりきていない」
などと発言して、菅義偉官房長官が、あわてて
 「議員個人の見解だ。政府見解は私が述べたとおりだ」
と火消しするドタバタぶり・・・

(ちなみに、村山談話というのは、当時の村山首相個人の見解ではなく、
 自民党、社会党、さきがけ、の連立政権、村山内閣が閣議決定に
 基づいて発表した日本政府の公式声明です。誤解なきよう念のため。)

さて、ここで、
 安倍晋三の腰抜けめ、
 石原慎太郎のように毅然と
 「侵略じゃない」と突っ張って見せろよ。

こんな風に感じるひとも居るかもしれない。

しかし、そうゆう人たちに、ここでちょっと立ち止まって
あの戦争が「侵略ではなかった」と言うことの意味について
考えてみてほしい。

石原や安倍などに同調する人たちは、
無邪気に単純に無分別に、そうゆう主張が
日本の誇りを取り戻すことにつながると
考えているのかもしれない。

しかし、そういう人たちには、
実際のところ侵略だったのか侵略でなかったのか、
そういうことは、ちょっと脇に置いて、
「侵略ではなかった」と言うこと、主張することが
どういう意味を持っているのか?ということについて
じっくり考えてほしいと思うのです。

日本は、アジア・太平洋戦争に敗北して、降伏文書に署名し、
ポツダム宣言を受諾し、サンフランシスコ平和条約を締結しました。

これは、戦争以前に武力で獲得した領土を返還して、
謝罪し、交戦国と和解し、戦争を終結した、ということです。

しかし、今に至って、あの戦争は「侵略ではなかった」と主張することは、
交戦国との和解を反故にする、ということになるのです。

それはつまり、平和条約を破棄して戦争状態に戻るということです。
安倍首相の言う「戦後レジーム(体制)からの脱却」というのは、
日本を戦争状態(もしくは戦争前夜)に戻すということです。
(多分安倍首相本人は自覚していないでしょう、なんせバカだから・・)

さて、中国、ロシア、韓国、アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、
さらに東南アジア諸国、などなど、全世界を相手に戦争を再開して、
はたして日本は生き残ることができるでしょうか?

しかも、今回は、イタリアもドイツも味方してはくれません。
むしろ、敵に回ることでしょう。

「侵略ではなかった」と言うことは、
そうゆうことを意味しているのです。

安易に「侵略ではなかった」と言う政治家は、
日本をそうゆう瀬戸際へ追い込もうとしているのです。

そういえば、「休戦協定を破棄する」と宣言して、
瀬戸際戦術をやる国が、ご近所にもありましたっけね。
昨年石原はこんなことも言ってます。
 「北朝鮮は核を持っているから存在感がある。そういうものだ」
どうやら石原にとっての理想の国は、
北朝鮮のような国であるらしい・・・・

冗談ではありません!! ヽ(`Д´メ)ノ

それでも、石原や安倍を支持しますか?
彼らと一緒に心中しますか?
全世界と戦って、たとえ討ち死にしても、
日本の誇りを守るのだ、と覚悟を新たにしますか?
(しかも、彼らは、絶対に戦場で一緒に戦ったりしませんけれどもね。)

ちなみに、アジア・太平洋戦争での日本人の死者は350万人ほど、
対して、アジア各国の死者は2000万人を越えると言われています。

こんな悲惨な戦争を繰り返してはいけません。
戦前(戦争前夜)に戻ってはいけません。
平和を、戦後体制を壊してはいけません。


そんな主張をする ありぎりす であった。


追記:5月22日
『維新の会』石原慎太郎共同代表は、さらにこんな発言を・・・
 【時事通信:5月21日】
 『「侵略」改めて否定=維新・石原氏』
vvvvv 以下 転載 強調byありぎりす vvvvvvv
 日本維新の会の石原慎太郎共同代表は21日、衆院議員会館での党憲法調査会で講演し、太平洋戦争は侵略ではなかったとの立場から、「マッカーサー(連合国軍最高司令官)は米議会に呼ばれた時に『今から考えると太平洋戦争は日本の自衛のための戦争だった』と証言していた」と強調した。橋下徹共同代表は「侵略の事実を受け止めるべきだ」と主張しており、維新のトップ2人の歴史認識の違いが改めて露呈した。 
 石原氏は憲法改正について「憲法前文は日本語としておかしい。憲法90条が定める会計検査院の制度も変えないといけない」と指摘した。(2013/05/21-19:12)
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

ハァ・・・
 「正確な歴史観、世界観を持っていないとだめだ」
なんて、偉そうなことを仰るから、「侵略ではなかった」と言うのも
ご立派な根拠があってのことかと思ったら・・・
(なんちゃって、嘘はいけませんね、そんな期待は全然してませんでした。 (^-^; )

それにしても、「マッカーサーが言ったから」なんて話だったとは・・・、
そんな、マッサーカー、ですねぇ。
(ごめんなさい、私、オヤジなんです。)

だけど、もう、笑い話にしないとやってられないですよ。
このマッカーサー証言というは、朝鮮戦争後の東西冷戦に関する証言の
ほんの一文を切り取ったものです。
前後の文脈を無視してしまえば、何でもありですよ。
しかも、誤訳とも言われている、かなりいかがわしいものです。

日本国憲法のことを
 「マッカーサーが数日で作った醜い憲法」
などと発言する、石原代表が、
 「マッカーサーが「自衛のため」と言ったから侵略じゃない」
と言う。

これが冗談じゃないのなら、世の中のお笑い芸人さんたち、
大変ですよ、もう、ハードル上がっちゃって。

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