ありぎりす の徒然日記

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zoom RSS 木を見て森を見ず

<<   作成日時 : 2014/09/12 15:58   >>

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『木を見て森を見ず』とゆうのは、細かい点に気をとられて、
大局を見失うことを戒めた言葉です。

さて、このところ世間では、二つの「吉田証言」を巡った、
朝日新聞の誤報問題で大騒ぎのようです。

特に産経や読売などは鬼の首でも取ったように大はしゃぎです。

もちろん、キチンとした裏付け取材を怠って、
不正確な報道をした朝日新聞は批判されて当然ですが、
朝日はその非を認めて謝罪しました。

嘘報道を繰り返しても、検証も謝罪もせずに、
スマしている新聞社よりは、まだマシとゆうものです。

そして、注意しなければいけないことは、
今回問題になっている二つの誤報、
これはいずれも問題の本質ではなく、
枝葉末節の部分だ、とゆうことです。

(1)従軍慰安婦に関する「吉田清治証言」について
今回、朝日新聞は、吉田清治氏の
 「済州島で朝鮮人女性を『狩り出した』」
とゆう証言について、裏付けが得られず、
 「証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します。」
と訂正をしました。

しかし、この吉田証言については、早くからその信憑性が疑われていて、
歴史研究者はこの証言を採用していません。
そして、いわゆる『河野談話』も、吉田証言に依拠してはいないのです。

それなのに、産経や読売などは、吉田証言こそが、
慰安婦問題の根幹であるかのように書き立てます。

一つの瑕疵を取り上げて全体を否定しようとする、
実に悪質なレトリックです。

繰り返しますが、「吉田清治証言」は、慰安婦問題の根幹ではありません。

朝日の訂正は、あまりにも遅きに失したとは思いますが、
当時同様の報道をしていたにも関わらず、未だに訂正もせずに、
「慰安婦問題は朝日の報道が発端」とゆう嘘記事を書き散らかしている
産経や読売には、朝日を批難する資格はないでしょう。

(2)福島原発事故における「吉田所長証言」について
今回、朝日の誤報とゆうのは、
 「東日本大震災4日後の2011年3月15日朝、福島第一原発にいた
 東電社員らの9割にあたる約650人が吉田所長の待機命令に違反し、
 10キロ南の福島第二原発に撤退した」
とゆう報道が不正確だったとゆうもの。

だけど、膨大な量の「吉田所長証言」の本質はそこなんでしょうか?

もっと大事なのは、
 「われわれのイメージは東日本壊滅ですよ。
  完全に燃料露出しているにもかかわらず、減圧もできない、
  水も入らないという状態で、本当にここだけは一番思い出したく
  ないところです。
  ここで本当に死んだと思ったんです。
  2号機はメルト(ダウン)して、完全に格納容器の圧力をぶち破って
  燃料が全部出ていってしまう。
  最悪の事故ですから。
  チェルノブイリ級ではなくてチャイナシンドロームではないですけれども、
  ああいう状況になってしまう」

こっちのほうでしょ?

「従軍慰安婦問題」も「福島第一原発事故」も
朝日新聞の誤報のせいで起きたわけではありません。

問題の本質を見誤ってはいけません。

今回の朝日誤報騒動で、私が危惧するのは、
新聞や報道機関すべてが、誤報を恐れて、萎縮してしまって、
独自の調査報道を止めて、横並びで政府の発表だけを
報道するようになることです。
そんなことになってしまったら、戦前、戦中の大本営発表と同じになってしまう。

『そんな「戦後レジュームからの脱却」は嫌だ。』
つくづくそう思う ありぎりす であった。


おまけ:
 原発事故については、平成18年第一次安倍政権で、
 巨大地震での原発の危険性を指摘されたにも関わらず、
 「安全性の確保に万全を期している」と回答し、何の対策も
 とらなかった安倍内閣。
  『衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の
   喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対し、
   別紙答弁書を送付する。』


 そして、10mの津波の可能性を自ら試算していながら対策を怠った東京電力。
  【北海道新聞:2011年8月24日】
  『東電が10メートル超す津波試算 震災直前、保安院に報告』

  【福島民友ニュース:2014年7月16日】
  『第1原発・津波試算「資料あった」 国一転、存在認める』

vvvvv 以下 一部引用 vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
 国側が提出した資料は1997(平成9)年に電力会社が国に提出したとみられるもので、試算された第1原発の津波の高さは敷地高10メートルに近い9.5メートルとされ、「冷却水取水ポンプモーターのレベルを超える数値で、余裕のない状況」と記載。
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 朝日新聞の誤報問題なんかよりも、何度も危険性を指摘され、
 過酷事故の可能性を認識していたのに、対策を怠った国と東電の
 不作為こそが大問題。
 その結果、「東日本壊滅」の危機をもたらした。
 国と東電は、いまだに何の責任もとっていません。
 それどころか、安倍首相は「アンダーコントロール」などと大嘘を言っても、
 訂正も謝罪も反省もなくスマし顔でいるのです。 (-_-メ

参考:
 今回紹介する以下二つの記事はいずれも必読の内容だと思います。
 リンク先でぜひお読みください。

 【litera:9月2日】
 『朝日誤報問題は目くらましだ!マスコミが隠す吉田調書の恐ろしい本質』

 【河野太郎ブログ ごまめの歯ぎしり】
 『マスコミの矜持』

追加;
 【litera:9月12日】
 『朝日謝罪会見でハシャぐ読売、産経の“トンデモ誤報”集』
vvvvv 以下 一部引用 vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
 また、読売は福島原発の事故報道をめぐっても誤報をおかしたことがわかっている。2011年5月、一面トップで当時の菅直人首相が「海水注入中断」を命じ「震災翌日、55分間」の中断があったと報じたが、これを命じたのは東電の武黒フェローだったことが吉田調書から判明したのだ。しかしこの件について、読売は謝罪はおろか、何の説明もしないまま未だ無視し続けている。
  ・
  ・
 産経も同様だ。2011年7月には中国の江沢民前国家主席が死去したとの大誤報を犯している。この記事については当初から誤報の可能性が強く指摘されていたが、産経はそれを認めようとせず、10月に氏が公式行事に姿を現してようやく誤報を認めた。しかも、この時に発表した「誤報の経緯」に明らかな矛盾があり、虚偽の説明をしていたことが発覚している。
  ・
  ・
 こういうと、「朝日の場合は国際社会で日本人の誇りを傷つけたのだから、断罪されて当然だ」という声があがるかもしれない。しかし、それなら読売、産経のほうがずっと罪は重い。なぜなら、彼らこそがあの福島原発事故を引き起こした戦犯だからだ。
 
 日本の原発導入の立役者だった正力松太郎がオーナーだった読売新聞と、財界右派の意向を受けて誕生した産経新聞は、1970 年代から原発推進の旗ふり役をつとめてきた。マスコミ各社の中でも突出した量の広告を電力会社からもらい、紙面では安全神話を喧伝し、反対運動潰しの論陣をはってきた。原発シンジケートの一角を占めていたマスコミの中でも、彼らは最大の戦犯なのだ。
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