ありぎりす の徒然日記

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zoom RSS 「砂川事件」ってどんな事件?

<<   作成日時 : 2015/06/09 20:51   >>

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我が国、日本の安倍首相は、ドイツで行われた
G7閉幕後、記者会見で、集団的自衛権の行使容認などを含む
安全保障関連法案に関連して、「砂川事件」についての
最高裁判決を根拠に、「合憲」という認識を語りました。
 【東京新聞:2015年6月9日】
 『「安保法案 合憲」強調 首相 砂川判決を引用』


それでは、「砂川事件」とはどんな事件だったんでしょう?

私自身も「つまびらか」には知らないので、
ちょっと調べ直してみましょう。 (^-^;

【砂川事件】(出典:マイペディア)
 東京都砂川町(1963年立川市に編入)にある米軍基地の
 拡張に反対し、1955年ー1957年現地の基地拡張反対同盟を
 中心に展開された闘争をめぐる事件。特に1957年7月強制収用の
 ための測量の際に、基地内に入ったデモ隊のうち7名が
 刑事特別法違反として起訴された事件は、憲法と日米安保条約の
 関係が法廷で正面から問われる契機となった。
 第一審東京地裁(伊達裁判長)は、米軍駐留を定めた安保条約は
 憲法第9条に違反し、また駐留軍を特別に保護する刑特法は
 憲法31条にも反するとして無罪判決(伊達判決)を下した(1959年3月)
 検察側の跳躍上告に対し最高裁は、国家の自衛権を確認した上で、
 第9条の禁止する戦力は日本が主体となって指揮・管理権を有する
 戦力と解され、外国の駐留軍はこれに当たらないとして、原判決を破棄・
 差し戻した(1959年12月)。
 さらに同判決は、条約のように高度の政治性をもつものは、
 裁判所の違憲立法審査権には原則としてなじまず、内閣と国会の
 判断にゆだねるべきであるとした。


つまり、「砂川事件」で争われたのは、
 (1)日米安保条約は合憲か?
 (2)在日米軍、米軍基地は、憲法第9条が禁じた
   「戦力」に該当するか?

というようなことだったわけです。

そして、最高裁は、(1)については判断を避け、
(2)については外国の駐留軍は日本の「戦力」ではない、
としたのです。

・・・・アレッ?!・・・・

どうしてこの判決が「集団的自衛権行使容認」の根拠になるの?

そこで、最高裁判決を読んでみた。
 【データベース『世界と日本』
  日本政治・国際関係データベース
  東京大学東洋文化研究所 田中明彦研究室】
 『砂川事件に関する最高裁差戻判決』


検索すれば、「砂川事件」の判決文も読むことができる。
ネットは便利ですねぇ。 (^-^)

で、生の判決文はリンク先で読んでいただくとして、
以下は ありぎりす なりに判決文をかいつまんで要約してみたもの。
 憲法は、戦争放棄、と言っているけど、「自衛権」は否定していないのよ。
 「わが憲法の平和主義は決して無防備、無抵抗を定めたものではない」
 から、「必要な自衛のための措置」をとっても当然いいんだもんね。
 でもそのための「戦力」は憲法が禁じているから保持できないのさ。
 だから、国の防衛力不足を、他国(米国)に頼ったっていいじゃないか。
 その他国(米国)の軍事力は、日本の指揮・管理の外だから、
 第9条が禁じる「戦力」じゃないもんね。

 日米安保条約は日本の安全と防衛に役立ってると思うよ。
 国際連合憲章はすべての国に個別的および集団的自衛の権利を
 承認しているから、米軍が集団的自衛の一環として日本に基地を
 持って駐留するのはいいことなんじゃないの?
 まぁ、一目瞭然で違憲無効ってことじゃなければ、裁判所は違憲か
 合憲かの判断はできないなぁ。
 内閣か国会が判断すればいいんじゃないの?
 「終局的には、主権を有する国民の政治的判断に委ねらるべきもの」
 なんじゃないの?


・・・(-"-)
なんだか読んでて気分が悪くなりました。
卑劣とゆうか、情けないとゆうか、無責任とゆうか・・・
「最高裁判所」って、最低ですね。 (-_-メ

 「僕は平和主義者なのさ。
  だから、僕自身は戦わないし、
  武器だって持たないよ。
  だけど僕にだって身を守る権利はあるのさ。
  その為に僕の家には完全武装の
  ボディーガードが何万人も住み込んでいるんだぜ。
  僕に危害を加えたら彼らが黙っていないぞ。」

皆さんは、もしもこんな「平和主義者」が居たら、
腹立ちませんか?

それはそうと、どう読んでみてもこの判決が、
日本の集団的自衛権行使容認の根拠になるとは
思えません。

それどころか、「集団的自衛権」を「行使」するための、
「戦力」を保持できない、と言っているのですから、
できるわけがない。

ですから、
 「集団的自衛権行使容認」の根拠は「砂川判決」
というのは、大嘘です。 ヽ(`Д´メ)ノ

そして、この「砂川事件」最高裁判決とゆうのは、
米軍駐留を違憲とした一審判決を潰すために
日米政府が共謀した結果だったとゆうことが、
後に公開された文書で明らかになっているのです。


 【しんぶん赤旗:2013年4月8日】
 『政府が恐れた安保違憲判決
  日米で血眼になり「判決破棄」
  安保の正当性に深刻な疑問
  改定交渉の「空白」埋める解禁文書』


 【NHK:2013年4月8日】
 『「司法権の独立揺るがす」資料見つかる』


 【薔薇、または陽だまりの猫:2013年4月8日】
 『「司法権の独立揺るがす」資料見つかる。「砂川事件」裁判で最高裁長官が・・・/NHK(追記あり)』


 【毎日新聞:2013年4月8日】
 『砂川事件:米に公判日程漏らす 最高裁長官が上告審前』


出鱈目な憲法解釈を許していたら、憲法が憲法でなくなってしまいます。
民主主義も立憲主義も法治主義も平和も自由も基本的人権も、
戦後70年、日本がこれまで築き上げてきたものが全て台無しになってしまう。
 そんな「戦後レジュームからの脱却」なんて、
   まっぴらゴメンだ!!ヽ(`Д´メ)ノ

強く主張する ありぎりす であった。

参考:
「素人の ありぎりす の言うことなんて信用できない」
とゆう方々には、以下をご紹介。
 (元関西学院大学法科大学院教授のブログ)
 【Everyone says I love you !:2015年06月09日】
 『砂川事件最高裁判決は集団的自衛権の行使が合憲である根拠にはならない。』


 【南野森 | 九州大学法学部教授:2014年3月7日】
 『現在に至るまで、最高裁判所が自衛隊を合憲と判断したことはない』


 【早稲田大学法学部教授 水島 朝穂】
 『砂川事件最高裁判決の「超高度の政治性」――どこが「主権回復」なのか 2013年4月15日』

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