ありぎりす の徒然日記

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zoom RSS 戦いの女神

<<   作成日時 : 2012/10/06 09:03   >>

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今回も前回に引き続き神話の話。

深夜枠のアニメ『カンピヨーネ』
昨夜、最終回を放送してました。
エッチィシーンは脇に置いといて、
神話絡みの薀蓄は、けっこう面白かったです。

まぁ、神話に興味ない人にすれば、
説明っぽい台詞は邪魔くさかっただけ
かもしれませんが・・・

主人公が弑し簒奪する神の名前、「ウルスラグナ」
私も初耳だったのですが、調べてみると
どうやら、ゾロアスター教の英雄なのだそうです。
ゾロアスター教というのは、紀元前6世紀頃、
ペルシャの預言者ゾロアスターが創始した宗教で、
宗祖が明らかな宗教としては最古のものだそうです。
十の化身を持つというウルスラグナは、
同じように多くの化身を持つインドのヴィシュヌ神
の影響を受けているようです。

そして、この主人公が戦う相手が、
ギリシャ神話のアテナ。

アニメの中で、
 アテナはもともと大地の女神だったものが、
 その属性の一部(邪神メドゥサ)が切り離され、
 ゼウスの娘に貶められた。
などと説明されています。

このアテナ、ウガリット神話のアナトと同一という話があり、
さらに、同じくギリシャ神話のアルテミスやアフロディテも、
その源は、同じくウガリット神話の女神、アスタルテだと
言われています。

このアスタルテとアナト、ともに主神バァルの
妹とも妻とも言われています。

えぇぇええ?!
5000年前から「妹萌」ってあったんですかぁあああ? (°ロ°;)
ちょっと、ビックリです。

アスタルテは、音楽と美の女神
アナトは愛と戦いの女神、と言われているんですが・・・、
 「可愛いだけっと思ったらぁ
  大間違いよぉ、女の子ぉ♪」

バアルの妹のアスタルテとアナトは、
バァルとの戦いに破れ降参した竜神ヤムに
止めを刺すようにバァルを促します。

その後、バァルが死の神モトに殺された時には、
アナトはモトを斬り殺し、切り刻み、肉片は火にくべて灰にし、
切れ端や骨は臼に投げ込んで粉々にひき潰し、
さらには、すべてを大地に撒き散らした、のだそうです。

怖っえぇぇぇ!!
妹、怖っえぇぇぇ!!
女の子、超、怖っえぇぇぇ!!
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

熱愛の裏返しって、怖いですねぇ。
まぁ、私はそんな「熱愛」なんて無縁なんで
平気なんですけどね。
(それはそれでちょっと淋しい (;_;) )

慈愛や豊穣の象徴とされる女神が
残忍、残虐、無慈悲、な二面性を持っている、
という話は次の機会に回すことにして、
今回は、なぜ女神が戦いや勝利の象徴になるのか?
ということを考えてみようと思います。

実際のところ、
男勝りの女性の武将、英雄豪傑っていうのは、
ほとんど実在しないのです。
我が国では巴御前の話がありますし、フランスには
ジャンヌダルクやマリアンヌ(自由の女神)があります。
しかし、いずれも実際に豪傑だったというよりも
象徴的意味合いのほうが強かったのだろうと思います。

それでは、どうして古代オリエントでは、
女神が戦いの神として崇められたのか?

まぁ、その理由は単純なことだろうと思います。

私だったら、ムサ苦しい男神のために命を張って戦うなんざぁ、
まっぴらごめんですもん。 ┐(´ー`)┌

男ってぇのは女性のために戦うのです。
女性が見ているからこそ、女性に勇ましいところを
見せたいからこそ、男は戦うのです。
ゆえに、戦の神、勝利の女神は
武張った男神ではなく女神でなくては
いけなかったのだろう、と私は考えるのです。

ギリシャ神話のもとになった、ウガリット神話、
さらにそのもととなった古代バビロニア、
もっと遡って、シュメール人が築いた初期メソポタミア文明、
小規模な都市国家が群雄割拠していた時代、
それぞれの都市国家は各々独自の守り神を祀り、
交易したり、争ったりしていたのだそうです。
そういう経験のなかで、女神を戦いの神として
祀っていた都市国家の戦士(男ども)の士気が
高かった。

なぜ、戦いの神が女神なのか?
というのは、多分そうゆうことなのだろうと、
私は思います。

 男が戦うのは女性のため

ならば、逆に、
 戦いを止める力を、女性は持っている。
ということです。

愚かな男どもが女性にいいところ、勇ましいところを
見せようとして意気がっているならば、
女性が、
 「あんた、バカァ?」
 「これいじょうケンカすんなら、
  もう、あんたなんかと口聞いてやんなぃ」
と言ってやれば、いいのです。

そうすれば、戦争は止められます。

私は夢物語を書いているのではありません。
実例があります。
リベリアの内戦を終結させたのはそうした女性達です。

平和の鍵は女性が握っています。

女性達が、政治や社会に無関心でいるのを止め、
戦いの象徴となることを拒絶し、
バカな男どもを諫めることができれば、
世の中はもうちょっとましになると、
私は思うのです。

櫻井よしこ、とか、曾野綾子とかが
日本女性の代表でいいのですか?

そんなことを問いかけてみる
ありぎりす であった。


おまけ:女神の系譜
ウガリット神話のアスタルテのルーツは、
古代バビロニアのイシュタル、
シュメール名はイナンナという女神だそうです。
イシュタルは、あのギルガメッシュを誘惑したり、
愛人の農耕神タンムーズを救けるために冥府へ降りて、
冥府の女王アルラタと対決したり、して
なかなか情熱的というか、多情なセクシー美女神です。
しかし、太初においては、この世界と人間を創造した
母神だったのだそうです。
イメージとしては、肝っ玉かぁちゃん的な慈母神が、
上述した都市国家間の交流や抗争を経て、
峰不二子的なセクシー悪女に変貌していった、
というような感じでしょうか。

シュメール バビロニア ウガリット  ギリシャ   ローマ

イナンナ→イシュタルー→アスタルテー→アルテミス :狩りと月の女神
          |     |→アフロディテ→ビーナス:愛と美の女神
          |      
          |→アナトーーー→アテナ :知恵と戦争の女神

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