ありぎりす の徒然日記

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zoom RSS 「悪魔」の話

<<   作成日時 : 2012/11/30 13:23   >>

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ちょっと「ギョッ」とする題名ですが、
今回は、本当のというか、神話や伝説に登場する
悪魔を取り上げるわけではありません。

先日、自民党の安倍総裁は、街頭演説で
こんなことを言ってました。
 「民主党は、いまだに日教組・日本教職員組合に支配されている政党であり、
  教育について何も語ろうとしないし、何の政策も打ち出そうとしていない」

>日教組・日本教職員組合に支配されている

はたして、本当でしょうか?


別件ですが、こんなこともありました。
今年2月、河村たかし名古屋市長は、
姉妹都市の南京市の訪日代表団が
名古屋市役所を表敬訪問した際に、
 「南京事件はなかったのではないか」
と発言し、反発を買い、南京市と名古屋市との
交流停止という事態を招きました。

その後の釈明で、河村市長は、
 「30万人の一般市民を虐殺したと語り継がれている。(歴史認識を)
  正すのが私の社会的、政治的使命だ」
などと発言しました。

「南京大虐殺」の犠牲者には、多くの投降兵や捕虜が
含まれていた、というのは常識です。

>30万人の一般市民を虐殺した

中国政府はおろか、だぁーれも
そんなことを言ってる人はいません。

今回、私が話題にする「悪魔」というのは、
こうした誤った認識が生み出す架空の存在のことです。

というか、私が四年前にmixiに書いた日記を再掲するだけですが・・・


vvvvv 以下 mixi再掲 vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv

2008年11月26日
”サヨク”という名の悪魔

時折、政治家とかで、
「個人主義が蔓延したから世の中が悪くなった」
などと言う人を見かけます。
そして、たいてい
「個人主義が蔓延したのは戦後教育が悪いからだ」
「戦後教育のせいで邪悪な”サヨク”思想が日本を支配してしまった」
「そうゆう教育をした教師(”サヨク”)が悪い」
「日教組はそうした教師(”サヨク”)の巣窟だ」
「だから日教組なんてブッ潰してしまえ」
というように展開していく・・・。

しかし上記のような考え方は明らかに誤った認識に基づいています。

 疑問その1:世の中は本当に悪くなったのか?
  実際の犯罪の件数などは減少しているという話も聞きます。
  ですから実際に世の中が悪くなったかどうかは疑問なんですが、
  色々とデータを集めて統計を整理して正当な評価を下す、
  なんてとても私には無理なので、ここでは「悪くなった」と仮定して
  話を進めてみることにしましょう。

 誤りその1:個人主義と利己主義は別物
  どうも上記のようなことを言う人は個人主義と利己主義を混同しているようです。
    個人主義(individualism):
     個人を立脚点とし、社会や集団も個人の集合と考え、
     それらの利益に優先させて個人の意義を認める態度。(広辞苑より)
  つまり、集団を構成しているのは結局のところ、個々の個人なのだから、
  集団が数をたよりに個人の人権を侵害したり、虐げたりしてはいけないということ。
  そして、個人主義というのは、他人(他の個人)を尊重してその権利を侵さない
  ということが原則ですから、個人の権利を際限なく認めるということには
  ならないんです。
  
 誤りその2:左翼思想(共産主義や社会主義)は利己主義を認めない
  利己主義を認めないのはなにも左翼思想ばかりではないですが、
  本来の個人主義にしても、左翼思想よりも自由主義や資本主義のほうが
  より親和性が高いのではないでしょうか?

 誤りその3:左翼は日本を支配していない
  戦後日本を占領していたのは米国であって共産主義国ではないです。
  そして、戦後一貫して政権政党なのは自由民主党(左翼政党ではない)です。
  現在、日本共産党や社会民主党は議員数は少ないし支持率も低い
  弱小政党です。
  つまり、戦後日本が左翼思想に支配されてきたなんていう現実は
  存在しないんです。

 誤りその4:教師が皆”左翼”思想を支持しているわけではない
  私がこれまで出会った先生で共産主義活動をしたり、そうゆう思想教育をする
  先生なんて一人もいなかったです。
  友人や親類にも教師が何人かいますが、ノンポリか逆に右翼思想の持ち主
  だったりします。
  教師=”サヨク”(左翼)っていうのも思い込みか、妄想でしょう。

 誤りその5:教師が皆、日教組の組合員というわけではない
  日教組の組織率全国平均は34.1パーセントで教師の過半数は
  非組合員なんですが・・・

以上のことから、冒頭に書いたような考えというのは、まるっきりの誤り、
というか、現実を無視した妄想もしくは迷信と言ってもよいでしょう。
つまり”サヨク”というのは、都合の悪いことをすべてそのせいにするために
無知で幼稚な精神が作り出した実体の無い仮想の敵、幻想の産物
いわば”悪魔”のような架空の存在なのだと言えるのでしょう。

  
それでは、私が何故「個人主義」(個人の尊重)にこだわるのか、というと、
私は「個人主義」が「民主主義」の根幹をなす考え方だと思うからです。
「民主主義」とはすなわち「主権在民」ということですね。
それでは、「国民」とか「国民の意思」とはいったい何なのか?
『私たちはテレパシーで繋がっていて、統一された意思の下で動いている・・』
なんてことは無いですよね。
それならば、「国民」というのは独立した個々人の集合体としてとらえるより
ほか無いでしょう。
個人の人権を疎かにする「国」が「国民」や「国民の意思」を尊重するなんて
ことが有り得るでしょうか?
まずそんなことは無いでしょう。
ですから
 民主主義は尊重するが、個人主義は否定するなんてぇのはナンセンス。
ということなんです。
ついでに、「いじめ」についても一言申し述べておくと、
 いじめ(集団の利益や楽しみのために個人を虐げる行為)はいけないと言いながら
 個人主義を否定し、自己犠牲を賛美するなんてぇのは、悪い冗談としか思えない。

ということです。

それでは、民主主義には問題が無いのか?というと、
残念ながらそうでは無いんです。
民主主義が成功する為の条件は、「国民」を構成する個々人が知性的で理性的な
自律した存在である必要があるんです。

つまり、自分の頭で理性的に考えて、安易に他人の言うことに同調したり
迎合したりしない、ということが民主主義国家の国民には求められる
、ということです。
さもなければ、
(知性や理性を手放して、安易に冒頭に書いたような妄想に考えなしに
 同調してしまうようならば)
民主主義は容易に衆愚政治へと堕してしまうことでしょう。

民主主義を維持するのって大変なんですよ。
何も考えずに、誰かに支配されてたほうが楽ちんですもんね。
だけどもその場合は奴隷の生活を受け入れるってことです。

そして残念なことに、こうした知性や理性を涵養せず
逆にあえて劣化させるような、圧力が存在するようですし、
そういう圧力に流されてしまう人達もけっこういるようです。
たぶん”ネウヨ”などと呼ばれてしまう人達などもこの典型なんでしょうね。
しばしば、彼らが”ダブスタ”とか”頭悪い”とか批判されてしまうのは
上述したような自己矛盾に気づいていないことに起因しているんじゃないでしょうか。

ということで、この話は続きます。


2008年11月26日
悪魔の囁き

前回の日記「”サヨク”という名の悪魔」の続きです。

前回の日記で私は、知性や理性を劣化させる圧力が存在するようだ、
ということを書きました。
今回は、「知性や理性を劣化させる圧力」とは、はたしてどのようなものなのか、
というようなことをちょっと考えてみましょう。

その1:支配階級
 古くから支配者(専制君主、独裁者、独裁政党、政権政党、大商人、地主、など)は
 被支配者(民衆、奴隷、小作人)に対して、
 「××に学問はいらない」とか
 「ウダウダ考えてないで手を動かせ」とか言ってきたんじゃないでしょうか?
 何にしても彼らにとって民衆はよけいなことを考えず、従順で文句を言わずに
 よく働く存在であったほうが都合が良いというのは確かなことでしょう。

その2:商業主義(コマーシャリズム)
 現在、TVや雑誌といったメディアをとおして連日膨大な量のCMが流されています。
 CMは消費者の購買意欲を高めるために、ひたすら欲望や本能を刺激します。
 そして、
 「これが最後のチャンスです」
 「いますぐ店頭へ」
 などと言って、煽りますよね。
 彼らにとっては、消費者が衝動的にお金を使ってくれたほうが好都合なのでしょう。
 理性的に「ちょっと待てよ、本当に必要か?」なんて考えては欲しくないんです。
 だから企業が提供する番組の中で「頭で考えるんじゃない、心で感じるのだぁ」
 なんてメッセージを流しつづけるわけですね。
 これも知性や理性を劣化させる圧力の一つと言って良いでしょう。

その3:宗教
 宗教、宗派、というのも支配階級の一つの形態とみなすことができるかも
 しれませんが、ここではもう少し詳しく考えてみましょう。

  キリスト教:
   ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、これら宗教の共通の聖典に旧約聖書が
   あります。
   その中には有名なアダムとイブの話がありますよね。
   アダムとイブは”悪魔”にそそのかされて禁断の木の実(智慧の実)を食べた
   ために楽園(エデン)を追われてしまいます。
   また、キリスト教では、神を羊飼いに、人間を羊に例えた話が多く存在します。
   さて?無知で純真で従順でものを考えない家畜のような存在でなければ
   楽園に住む資格は無いということでしょうか?
   そして、これも有名な話ですがガリレオガリレイは宗教裁判にかけられて
   地動説の撤回を強要されましたよね。
   (11.28修正:地動説と書くべきところ天動説と誤記、修正しました・・恥あせあせ)
   キリスト教会は長いあいだ、魔女狩りや異端審問などで、たくさんの
   良識ある人達を迫害、殺害してきました。
   このようにキリスト教には知性や理性の発達を阻害してきた歴史があります。
   そして現在も進化論を否定するキリスト教徒が存在するという現実があります。

  仏教:
   仏教の重要な教説に”十二縁起”というものがあります。
   私もさほど詳しく知っているわけではないのですが、
   衆生の苦しみの原因、関連について説いたものだそうで、
   あらゆる苦しみの原因は無明(無知)だということです。
   そして智慧の完成を目指すように教えているのですが・・・。
   しかし、日蓮宗や浄土宗などは、
   お題目やお念仏を一心不乱に唱えてただひたすらに信心しなさい、
   そうすれば極楽浄土へ逝けますよ、と教えますよね。
   そういう分かりやすい話で信者を増やしましたが、
   それでは衆生の智慧が磨かれることはないでしょう。

 世界の主要な宗教でさえこの有様です。
 ましてやカルト宗教にいたっては推して知るべしといったところでしょう。


最近、「新しい歴史教科書を作る会」について実証的な分析を試みた
「<癒し>のナショナリズム」という本を読みました。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%81%83%96%FC%82%B5%81%84%82%CC%83i%83V%83%87%83i%83%8A%83Y%83%80&x=17&y=16
実を言うと、前回の日記冒頭に書いた妄想、迷信の例は、
文科相も経験した前国交相の発言を素にして、この本に書かれた
「つくる会」の市民会員の主張や特徴を加味したものでした。
つまり、実際の事例をベースに作ったモデルということで、
存在しない架空の藁人形というわけではありません。
そしてこの本に載っているアンケート調査で、私が興味深いと
感じたのは、会員の58%が産経新聞を購読しているということです。
産経新聞の販売部数比率がわずか4.2%にすぎないことと考えあわせると
これは極めて強い相関関係が存在すると言えるでしょう。
つまり、彼らは産経新聞の言説に強く影響されている可能性が高い
ということです。
産経新聞に限らず、新聞やTVといったメディアというのは
政治権力や大企業(広告主、スポンサー)などの支配階級の意向と
無縁ではいられないのが現実ではあります。
しかし権力に擦り寄って妄想や迷信をひろめ、民衆の知性や理性を
劣化させるのであれば、ジャーナリズムとして失格というばかりでなく
社会にとって有害だと言わざるをえない
でしょう。

このように、私たちの知性や理性を劣化させようとする圧力は
昔から現在にいたるまで、確かに存在するのです。


「神の言葉(神の代弁者を騙るものの言葉)なんて信じないで、
 ”智慧の実”を食べてみませんか?」
「たしかにその先には苦しみが待っているかも知れませんが、
 奴隷の楽園に暮すよりも魂の自由があるとは思いませんか?」

地獄の道化師、メフィストフェレスに親近感を感じる ありぎりす は
こんなことを囁いてみるのだった。

^^^^ mixi再掲 ここまで ^^^^^^^^^^^^^^^^

(上記で触れた、「文科相も経験した前国交相」とは、
 今回、「自民党」→「たちあがれ日本」→「太陽の党」→「日本維新の会」と
 渡り歩いて、宮崎一区から出馬するという、中山 成彬 )

12月16日は、衆議院選挙と東京都知事選挙です。
日本における民主主義を失敗させないためにも、
私たち有権者一人一人が、主権者としての自覚をもって、
しっかりと自分の頭で考えて、貴重な一票を
棄権することなく、投票するようにしたいものです。

そんな呼びかけをする ありぎりす であった。

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